レオニー再び


松井久子監督最新作「レオニー」を観に行きました。
ご縁があり、公開前の試写会に出席させていただきましたので、観るのは2回目となります。試写会後のパーティーでは松井監督ともお話させていただいたのですが、参加されていたマイレオニーの方々が揃って2回観ると違う!とおっしゃっていたのでとても楽しみにしていました。
初めて観たときは、レオニーの力強い生き方に心をつかまれて大泣きしてしまいました。それは私自身がちょうど”どのように生きていくか”を考えていて、悩んでいたからだと思います。また、母の優しさをいつも以上に感じていた頃でしたので、レオニーが母親と重なるような生活を選んでいく姿は感慨深いものでした。
再び観た今回はレオニーが年齢を重ねるほどとてももろく繊細に描かれているように感じられました。
「存在の美」に辿り着いたレオニー。
幸せになりたい、いい作品を作りたいと願うほど苦しいことが多い私も、いつか木のように石のように存在できる日がくるだろうか。その日は、今を懸命に生きることの先にしかやってこないのだろうなあなんて考えています。

レオニー公式サイト http://www.leoniethemovie.com/