アメリについて

オフィスを整理していて、録画していたけど観ていなかった映画「アメリ」を見つけました。
とても好きな雰囲気の作品にも関わらず、ヒット作に反感を持っていた当時の私の心の狭さを思いつつ、録画してもなお放置していたことを反省し、改めて観てみることに。
コマーシャルに使われていたようなポップな部分が、ほんのひとつまみであったことは遅ればせながらショックでしたので、あの時のあのヒットはどうしてだろうと、少々腑に落ちません。
世界観はオシャレで、映像の色づかいも編集のテンポも素敵。
でも変なお話だなあと思うのです。
監督の時代の捕まえ方でしょうか、ひたっとくっつくように心をとらえる。小さいようで大きいようで、でもしっかり映画になっている作品。こんな風に少女の成長物語を描く人なんて本当にめずらしいと思います。
かわいかったり、もどかしかったり、とんでもないイタズラだったり、お話にも出てくる細々したガラクタだらけにも見える宝箱みたいなエピソードの連続。こんな風に人は心をくすぐられたかったのでしょうか。

すんなり好きな作品と言えないのは、アメリっぽい。

アメリ [DVD]

アメリ [DVD]